6.11.2011

Laksa Johor ジョホール・ラクサ


ラクサ。一般的にシンガポールのカトンラクサが日本では有名だが、ココナッツクリームを使わないラクサも実は存在する。その代表的なのはペナンのアッサムラクサ・通称ペナンラクサだ。現地のサバ、イカン・ケンボン(Ikan Kembong)などをミンチにしてレモングラスやタマリンドでスープを作る。このようにラクサはココナッツ風味のものかタマリンドを使用したアッサム風味のものに大きく別れるが、その中間ともいえるのが、ジョホールのラクサだ。ほんのりココナッツを使用し、酸味のベースはタマリンドではなく、現地の興味深い食材(asam gelugor又はasam keping)を乾燥したものを使用。麺も通常の太めの米麺であるラクサビーフンを使用するところもあれば、なんとスパゲティーを使用するところもある。サバで出来たジャージャー麺を思わせる一品だが、搾ったカラマンシーライムの酸味とサンバルの味でクセになるラクサの一つだ。少し、シチリア島の名物パスタであるイワシとういきょうのパスタの味にもなんとなく似ている。酸味とココナッツを使用しているので、ペナンにあるサイアミーズラクサを思わせるが、ジョホールラクサはスープというよりは、ミートソースだ。

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