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シンガポールというとスティームボートだ。スチームボートといっても船の事では当然ない。熱い国なのに、鍋とはね〜。汗をたっぷりかいて涼むという事でしょう。わたしも30年以上前にシンガポールを訪れた時はスチームボートを食べた記憶がある。子供には優しい東南アジアの鍋料理だ。現在では色々なスタイルがあるー四川風、トムヤム風、fish head steamboat (Cantonese),
satay celup (串に刺された具を鍋でしゃぶしゃぶしてピーナッツソースで食べる)。しかし、スチームボートという料理を聞くと、食通のシンガポリアンはハイナニーズを連想するに違いない。ハイナニーズレストランへ行くと(Purvis St.のYet Con、7th Storey等)スチームボートは定番だ。日本ではハイナンチキンライスだけがフォーカスされているが、シンガポールのハイナン料理は独特なもので、海南島には無い料理が主流だ−トンカツのようなポークチョップ、マトンスープ、等。あのハイナニーズチキンライスだって本当はシンガポールチキンライスと命名した方が正解だ。日本でいうラーメンのようだが、オリジナルとは全く違う料理と思っていいい。さて、ここティエンキー(端記)のハイナニーズスチームボートだが、具には様々な肉類、魚介類、野菜類をしゃぶしゃぶ。チキンライスのチリソースに南乳(紅腐乳)をいれたようなソースと一緒にたべる。〆はやはり、チキンライスだ。途中でスープに生卵を流し入れて、味の変化を楽しむのもいい。
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