ナシパダンはシンガポールを代表する料理である。20種類−40種類ものおかずを自分で選び、ご飯とサンバル(唐辛子の付け合わせ)と一緒に食べる。その数多くあるおかずにはシチュ、カレー、焼き物、揚げ物、サラダとその調理法もバラエティに富んでいる。通称ナシメラユ(Nasi Melayu)とも呼ばれている。マレー語でナシは飯そしてメラユはマレーという意味ですなわちマレー飯。ちなみにパダンはインドネシアのスマトラ中西部にある場所である。なぜナシパダンがナシメラユとも言われるのか?ほとんどのナシパダン屋はマレー系のシンガポール人が調理しているからである。マレーシアがイギリスから独立するまで、貿易の中心であったパダンからミナンカバウ(Minangkabau)の人々がマレーシアとシンガポールに移住した。そして現地に合ったナシパダンを料理し、進化させて来た。パダンへは行った事がないので判断しかねるが、シンガポール人のグルメはマレーシアとシンガポールのほうがオリジナルよりお気に入りのようだ。味付けに違いがあるのと食材の鮮度が違うという事だろう。ちなみにナシパダンに使用しているライスはなんの品種なのか気になる。フワッフワで通常のライスよりも軽い(重量的に)し、よくソースを吸収してくれる(写真下)。
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