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シンガポールだけではないが、東南アジアには少し小ぶりの(3cm)赤貝が流通している。シンガポール市場のものは殆どマレーシアからの輸入だそうだ。福建語ではスィーハム、英語ではブラッドコクルズと現地では呼ばれている。日本で鮮度の高い赤貝を食べると、ローカルのものはどうしても生臭くてだめだ。
ラクサ(2枚目写真:加東ラクサ@Famous 49 Katong Laksa)や
チャークエイティオウ(3枚目の写真:Outram Park Fried Kway Teow Mee)に主に入っているが、ちょうどその温度(人肌)が生臭さを倍増させているに違いない。ただ、その生臭さがクセになるというのはわからないでもない。シンガポールでは半生の赤貝がチャークエィティオウやラクサに入っていないとだめだというマニアックは少なくない。ちなみに、シンガポールでは、赤貝処理の規制が2007年5月からAVA(Agri-Food Veterinary Authority=日本でいう保健所)監視のもと厳しくなっている。A型肝炎やコレラが大きな原因で消費者にとってはより安全に赤貝が食べれるようになっている。この小ぶりの赤貝は東京・上野のアメ横センタービル地下一階の生鮮売場で売っているのを見た事がある。
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