シンガポールでポピュラーなフィッシュボール(魚丸)は弾力もありプリップリで投げたら大きく飛び跳ねるのではないかと思う。いったい何からできているのだと疑問に思い、スーパーに売っているフィッシュボールのパッケージの原材料をチェックする。
小麦粉、スパイス?(一般的なスパイスではなさそうだ。香料という表記=Flavoringsの方が正しいだろう)、コーンスターチ、タピオカスターチ、芋澱粉、塩、MSG(うまみ調味料)。むむ?魚は入っていないのか?これは単なるミスプリだと考える。本来は西刀(英名:Wolf Herring, マレー名:Ikan Parang, 日本名:オキ鰯)を一般的に使用しているようだ。この魚(下の写真)はチャイナタウンのウェットマーケットでいたるところで販売している。一見、太刀魚のようなこの魚、脂身が少なく、あっさりとしたフィッシュボールに適しているといえよう。しかし、やはりこの弾力は、すり身の水分量と澱粉のバランスが大事なのだと思うが、基本的に日本のおでん種と原材料は変わらないが(魚、澱粉、塩、アミノ酸)すり身の配合は日本の方が多いのだろう。調べた所、マレーシアでは50%以上すり身を使用しなくてはならないという規則がある。
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