イティック・ティム(Itik Tim)は鴨肉・キアム・チャイ(Teochew salted vegetable)・トマトの深みとさわやかな酸味のあるスープ。時にはタマリンドや梅干(sour plum・咸水梅)が入るときもある。通常は鴨もも肉を使用するが、今回は出汁が直ぐに出る、鴨ミンチ肉を使用。スープのベースは豚足で、最後にパクチーと揚げネギをトッピング。イティックとはマレー語で鴨を意味する。ティムはダブルボイルしたスープを意味する。ダブルボイルとは二回ボイルするという意味ではなく、一回スープを拵えたものを個別のスープボウルへ入れて、蒸器に入れる(広東風)事を意味する。 余談だが、シンガポールにはユーラシアン料理(現地料理とポルトガル又はオランダ又はイギリス料理とのフュージョン料理)がある。ティームとティム、発音が良く似ていて偶然に思えない。しかも、ティームスープに入るものは豚足・キアムチャイ・干梅(キャム・ブエ)と良く似ている。ただ、ティムは福建語で蒸すor Brewという意味だが、ティームはポルトガル料理の名前だ。ただ、ユーラシア料理のティームスープとポルトガルのティームという料理は全く別物とされている。という訳で、意味は違えど、ユーラシア料理のティームスープはノニャ料理のイティック・ティムに影響されて出来たスープと云われている。イティック・ティムはシンガポールで食べられる潮州料理・キアム・チャイ・アーッ(Kiam Chye Ark)と良く似ている。様々なレシピを見た結果、私には違いがわからないが、ただItek Timはペラナカンの人々が特に旧正月に食べる、めでたい料理である事。豚足をベースにするところやトマトを使うところは、ポルトガルの影響ではないかと言われているて、キャムチャイと鴨を使うところは潮州の影響ではないかとされている。
Itik (Itek) Tim is a peranakan dish of Teochew origin (I hypothesize). Basically, this dish is pork stock based robust soup with duck leg, salted-pickled mustard cabbage (kiam chye) and/or tomato, tamarind, sour plum. Although I made the initial stock with pork trotters, I have used minced duck for quick flavored soup -simply make meat balls out of it, since it takes time to braise duck leg (and a little bit fatty and too much duck fat yields crapy flavor). The kiam chye needs some soaking since it is quite salty. The richness from pork and duck together with sour note from mustard cabbage and tomato is out of this world! A soup for the soul, indeed. Give me a bowl of steamed rice!
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