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ラクサという言葉がペルシア語の
"lakhsha=すべる" という言葉から来ている説が有力だと最近の私のリサーチで判明した。17世紀にはペルシャ系の商人がマラッカにたくさんいたという事から、ラクサはマラッカで発祥したのではないかとされている(シンガポール国立博物館の"Singapore Living Galleries -Food")。もう一つの一般的な説は、ラクサがサンスクリット語の "laksha=100,000" から来ていると唱えるもの(本当にサンスクリット語でそうなのかはまだ本格的にリサーチしていないが、オンライン辞書だとサンスクリット語でで100,000=zatasahasra)。ラクサを作るのに沢山の食材が必要な事からその名が付いたそうだが、何故ノニャ料理にサンスクリット語を用いるのかが疑わしい。そしてなにより、シンガポール、マラッカは
タミル語がベースとなっているのに、何故サンスクリット語?このラクサ、サンスクリット語説はどうなのかと個人的に思う。さて当然、マラッカなので
加東(カトン)ラクサではないが、それほど大きな変化は見られない。ココナッツベースのチキンスープと香料が効いたスープにフィッシュボール、厚揚げ、チキン、胡瓜、もやしがトッピングされている。ここではこれをニョニャラクサという。麺も米で出来た太めのチョービーフンではなく、ホッケンミーが使用されていた。加東ラクサとの大きな違い=具が本当に多少違うのと、麺は箸で食べるところか?ペナンで食べたカリーミーにもよく似ているしシンガポールのカレーミーにも似てるといえば似ている。そもそも
カレーミーとラクサは味的に大きくかわらないではないか?次回に続く。シンガポールのカリーミーは海南系ですけどね・・・
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