8.01.2009

シンガポールの半熟卵 Soft-boiled Eggs @ Kopitiam


シンガポールで食べる朝食には無数のチョイスがある。なんともパワーがあるのかと、朝食をガツガツ食べるシンガポリアンを見てそう思う(30年前の子供の時からそう思っていた)。それに比べて、近年日本の朝食事情はなさけない限りだ。一般的に我々日本人は、朝食がいかに大事な一食なのかと、全く思っていないのだろう。さて、シンガポールにはコピティアムというカフェのようなものがいくつもある。「コピ」とはマレー語で珈琲、「ティアム」は福建語でお店という意味だ(言葉のちゃんぽんだ)。ただ、面白い事にコピティアムは昔からだいたいハイナン系の人がやっている(言葉はハイナン系ではないのに)。さて、ここでの朝食はカヤロティ又はプレーントースト、半熟卵、そしてコピ又はテー(紅茶)。カヤロティとはトーストした食パンにカヤジャム(ココナッツと卵で出来たカスタードのようなスプレッド)が塗ってあるもの。ちなみにロティはマレー語でパンという意味だが、本来インドのウルドゥ語からきている。半熟卵は日本のよりも黄身がしっかりしていてクリーミーな仕上り。これに薄口醤油、又は甘めのダークソイソースと白胡椒をふって、かき混ぜてグレービーのように仕上げて、トーストをディップしながら食べたり、そのまますすってもよし。シンプルだがすこぶる旨い!卵を乗せたボウルは少し厚めで、しかも温かくなっており、卵が冷めないように配慮されている。

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